「膵癌の血清マーカーの探索的研究」に関するお知らせ

京都大学医学部附属病院肝胆膵・移植外科では、当科で治療を受けられた患者さんを対象として、「膵癌の血清マーカーの探索的研究」という臨床研究を行うことといたしました。

 

研究の目的:膵癌は本邦において粗死亡率が増加している癌腫であり、罹患数と死亡数がほぼ同等の予後不良の腫瘍です。一方、このような腫瘍でも早期であれば5年生存率は90%以上を示し、既存の腫瘍マーカーでは捉えられない早期癌を同定できる新たな血清マーカーが求められています。この研究ではヒト膵癌において、血清中のミオグロビン、ヘモグロビンおよびその関連因子を解析し、腫瘍マーカーとなりうるかをしらべます。

 

研究の対象となる患者さん:2014年1月1日から2015年12月31日の間に、京都大学医学部附属病院肝胆膵・移植外科で膵癌の治療を受けられた患者さんの中で「血液検体を用いたNMR測定による膵癌診断の試み(承認番号:E1751)」という研究に参加された患者さんです。

研究期間は倫理委員会承認後から6年間です。

 

研究の方法:本研究は観察研究として実施されます。既に頂いた血液を共同研究機関である公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センターに提供して解析を行います。また、研究担当医師が患者さんの電子カルテデータを用いて関連を調べます。

 

本研究は、京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院 医の倫理委員会の審査を受け、研究機関の長の許可を受けて実施するものです。本研究に伴い、対象患者さんに生じる新たな負担やリスクはありません。研究によって得られた患者さんのデータは厳重に管理を行い、お名前を含む個人情報が外部に漏出することはありません。本研究で得られた知見を広く世の中に還元するために、学会発表および論文発表を行うことがあります。その際にも患者さんの個人情報が危険にさらされることはありません。研究に関連したデータは本研究終了・発表後すくなくとも10年間は保管をいたします。本研究の対象となる患者さんに、直接的な利益はありませんが、この臨床研究にご参加いただくことで、将来的な医療の向上に寄与いただける可能性があります。

 

利益相反については、「京都大学利益相反ポリシー」「京都大学利益相反マネジメント規程」に従い、「京都大学臨床研究利益相反審査委員会」において適切に審査・管理しています。

本研究実施に係る費用は「科学研究費補助金」により負担します。また、特定の企業からの資金提供を受けていませんので、開示すべき利益相反(利害関係)はありません。

 

研究対象となる患者さんで、本研究への参加を希望されない患者さんは、お手数ですが下記の相談窓口までご連絡をお願いいたします。本研究に参加しないことによる患者さんへの不利益は一切ありません。またご自分が対象かどうかわからない場合や、本研究の内容についてご質問がある患者さんや資料(他の患者さんの個人情報や知的財産保護に支障のない範囲で、研究計画・方法についての資料を閲覧することができます)をご希望の患者さんもご連絡をお願いいたします。

 

研究責任医師:京都大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科・教授 上本 伸二

研究分担医師・個人情報管理責任者:京都大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科・講師  増井 俊彦

 

 

 

共同研究機関・責任者

安田 佳子

公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター 基礎研究部創薬研究室・室長

住所: 〒606-8225 京都市左京区田中門前町103−5

 

相談窓口:京都大学医学部附属病院 相談支援センター

(Tel)075-751-4748

(E-mail) ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp

研究相談窓口:京都大学医学部附属病院 肝胆膵・移植外科

(Tel)075-751-3242  FAX:075-751-4263(肝胆膵・移植外科)

(E-mail) tmasui@kuhp.kyoto-u.ac.jp

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54