大腸癌肝転移に対する肝切除法と予後に関する研究

切除可能な大腸癌肝転移に対する治療として、肝切除は化学療法に比べ良好な治療成績を示すことが報告されています。肝切除には、門脈に代表される血流分布に沿って肝臓を切除する解剖学的切除という方法と、病変が含まれた肝臓をくり抜くように切除する非解剖学的切除という方法がありますが、我が国においてどちらがより有効な切除法であるかはわかっていません。そこで我々は、大腸癌肝転移に対する肝切除法と予後との関係を明らかにするために本研究を計画しました。研究対象者は、京都大学病院・北野病院において2015年1月から2014年12月に大腸癌肝転移に対して肝切除術を施行した患者さんです。ただし、本研究への参加に同意されない患者さんは除きます。研究期間は、倫理審査委員会の承認を得た後2年間で、京都大学病院・北野病院の症例データを用いて検証を行います。大腸癌肝転移に対する最適な肝切除法を明らかにするために、解剖学的切除を受けた患者さんと非解剖学的切除を受けた患者さんの背景因子(年齢や性別など)、周術期成績(手術時間や出血量、在院日数など)、予後(最終生存確認日、再発確認日など)を調べ、統計学的な比較を行います。
本研究は、すでに記録されている診療記録を利用して行うため、対象となる患者さんにあらたなご負担をおかけすることはなく、また、患者さんのプライバシーは十分に尊重され、個人情報(お名前など)が外部に公表されることはありません。もし、診療記録や保存している検体から得られるご自身の臨床情報が使用されることに同意されない方は、下記メールアドレスにご連絡いただければ、解析対象から除外させていただきます。同意されない場合、診療上不利益を被ることはありません。また、一度同意された後でも撤回はいつでも可能です。本研究に関して詳しい説明を御希望される場合、もしくは同意の撤回等を御希望の場合は、下記メールアドレスにお問合せいただくか、担当医にお尋ねください。
研究責任者の氏名 
実施責任者:石井 隆道  肝胆膵・移植外科 特定病院助教
分担研究者:河合 隆之  肝胆膵・移植外科 客員研究員,小木曾 聡  肝胆膵・移植外科 助教,福光 剣 肝胆膵・移植外科 助教,上本 伸二  肝胆膵・移植外科 教授
共同研究責任者:寺嶋 宏明 北野病院 消化器外科 主任部長
当科の疫学研究に関する問合せ先
京都大学医学部附属病院 相談支援センター
電話:075-751-4748 メール:ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp