堀佑太郎先生の論文がAnnals of Surgical Oncology誌に掲載されました.

当教室大学院生の堀佑太郎先生の論文がAnnals of Surgical Oncology誌から発表されました。https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35691953/

CEAは消化器領域で頻用される腫瘍マーカーであり、大腸癌肝転移症例でも周術期サーベイランスや予後予測因子として使用されています。今回の論文は大腸癌肝転移に対する肝切除直前のCEA上昇が術後の予後不良因子であることを明らかにしました。またサブグループ解析からRASstatusや術前薬物療法への反応に関わらず有意であることも分かりました。効果が期待できる薬物療法レジメンが豊富な大腸癌肝転移の治療戦略において、肝切除のベストタイミングを知る一助になると考えます。