岡本竜弥先生の研究論文が発表されました

当教室助教の岡本竜弥先生の研究論文がJournal of Pediatric Surgery誌から発表されました。当教室における胆道閉鎖症患児に対する生体肝移植30年間の成績についての報告です。胆道閉鎖症は、早期発見、早期治療(葛西手術)が自己肝生存率の向上に対して重要な因子ですが、いかに早く発見しても、一定数は肝移植が必要となります。ABO不適合移植に対するリツキサンによる前治療、肺血管合併症に対する呼吸管理の進歩、青年期レシピエントに対する右葉グラフトの応用などを通じて胆道閉鎖症患児に対する生体肝移植成績は確実に進歩して来ました。今後は成人期に達した胆道閉鎖症児、また再移植となった患児に対する治療成績の向上が本学の課題です。是非ご一読下さい。