平田 真章先生の論文がEuropean Surgical Research誌に掲載されました.

当科 大学院生の平田 真章先生の論文が発表されました。
Hirata M, Yagi S, Ito T, Masano Y, Okumura S, Yao S, Miyachi Y, Aoki H, Katano K, Hatano E. Stepwise approach for acquisition of microsurgical skills through rat orthotopic liver transplantation experiments. Eur Surg Res. 2022 Nov 15. doi: 10.1159/000528092. Epub ahead of print. PMID: 36380647.
平田先生、おめでとうございます!!
要旨
肝移植外科医にとって顕微鏡下(マイクロサージェリー)の血管吻合は必須のスキルであり、そのトレーニングモデルの一つとしてラット肝移植が知られています。その手術手順や実験器具に関しては今までに詳細に報告されてきましたが、その手技を効率よく習得するための体系化されたトレーニングプロトコールはありませんでした。
そこで今回、我々のグループの経験を元に、目標とする症例数や手術時間を具体的に明記し3ヶ月以内でのラット肝移植モデル習得を目指したプロトコールを作成しました。本プロトコールを用いて、新たに2人の外科医が習得に成功しました。今後、肝移植モデルの習得そして実臨床での応用を目指す外科医の参考になればと考えます。