肝細胞癌におけるKeratin 19 (K19) 陽性癌幹細胞とCYFRA 21-1に関する研究論文が、Cancer Medicine誌に掲載されました

 

肝細胞癌におけるKeratin 19 (K19) 陽性癌幹細胞とCYFRA 21-1に関する研究論文が、Cancer Medicine誌に掲載されました。
再生・幹細胞研究グループでは、幹細胞生物学的手法を癌研究に応用し、肝胆膵領域の癌幹細胞の特性解析と臨床応用を進めています。肝細胞癌においては、K19が新規癌幹細胞マーカーであること (Clin Cancer Res. 2015;21(13):3081-91.)、K19陽性癌幹細胞は糖代謝の画像評価法であるFDG-PETにより追跡可能なこと (Clin Cancer Res. 2017;23(6):1450-1460.)を報告してきました。本論文では、K19のfragmentであるCYFRA 21-1がK19陽性癌幹細胞の新規追跡血清マーカーとして有用であることを報告しています。この場をお借りし、論文作成にお力添えをいただきました先生方に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。