肝細胞癌の癌幹細胞とkeratin 19に関する河合隆之先生の論文が、大正富山Awardを受賞しました。

再生・幹細胞研究グループでは、幹細胞生物学的手法を癌研究に応用し、肝胆膵領域の癌幹細胞の特性解析を進めています。このたび、肝細胞癌の癌幹細胞とkeratin 19(K19)に関する河合隆之先生の論文(Kawai T et al, Clin Cancer Res. 2015;21(13):3081-91.)が大正富山Awardに採択され、2017年3月4日に大阪で開催されました肝臓フォーラム(西部)におきまして授賞式が行われました。

本論文では、肝細胞癌においてK19陽性細胞がTGFb/Smad signalingの恒常的活性化を介して癌幹細胞の特性を維持していること、K19陽性癌幹細胞はTGFb受容体1阻害薬の新規治療標的となりうること、を報告しています。今回の受賞は、論文掲載に際し掲載号の表紙を飾ったことに続いての栄誉となりました。

研究成果の臨床応用に向け、今後もさらなる発展研究を進めてまいります。この場をお借りし、論文作成にご尽力いただきました先生方に御礼を申し上げます。ありがとうございました