長井和之先生の研究論文が発表されました

当教室特定病院助教の長井和之先生の研究論文がSurgical Oncology誌から発表されました。

門脈輪状膵に生じた膵頭部腫瘍に対する腹腔鏡下膵頭十二指腸切除の手術手技についての論文です。
門脈輪状膵は膵臓に生じる比較的稀な形態異常でいくつかのタイプがありますが、最も高頻度といわれる IIIa 型(脾静脈頭側で膵鉤部と膵体部が癒合し、主膵管は門脈前の膵内を走行するタイプ)では、切除後に門脈前の膵臓のみ膵管を含めて再建し、門脈背側の膵臓はサージカルステイプラーで切離し、非再建とする方法があることを手術動画付きで示しています。