坂元 克考先生の論文(責任著者 石井隆道先生)が発表されました。

当科 助教の坂元 克考先生の論文(責任著者 石井隆道先生)がAnticancer Research誌に発表されました。

本論文は、大肝切除を伴う胆道再建にて根治切除を施行した肝門部領域胆管癌100例の検討で、術中迅速で胆管断端陽性だった症例に対する追加切除の意義を解析しました。

初回切離で陰性を得た群に比べ、最終陽性群は当然のこと、追加切除で陰性化した群においても再発率が有意に高く、初回で陰性を得ることが予後改善に重要であると考えられました。

特にリンパ節転移陰性例では初回胆管切離に断端陰性の意義が大きく、一方リンパ節転移陽性例では断端の状態による再発率に関する有意差はみられませんでした。