堀 佑太郎先生の論文 (責任著者 楊 知明先生) の論文がOnline 発表となりました。
当科大学院生の堀 佑太郎先生の論文 (責任著者 助教 楊 知明先生)がCarcinogenesis誌にOnline発表されました。
Ferroptosis-related Gene Glutathione Peroxidase 4 Promotes Reprogramming of Glucose Metabolism via Akt-mTOR Axis in Intrahepatic Cholangiocarcinoma
Hori Y, Yoh T, Nishino H, Okura K, Kurimoto M, Takamatsu Y, Satoh M, Nishio T, Koyama Y, Ishii T, Iwaisako K, Seo S, Hatano E.
近年新たな細胞死であるFerroptosisという概念が報告されました。GPX4はFerrroptosisを制御する代表的遺伝子ですが、肝内胆管癌におけるGPX4の役割については未だ明らかではありませんでした。本研究では臨床検体を用いてGPX4高発現症例が予後不良であることを示し、またGPX4の発現が18F-FDG-PETマーカーであるSUVmaxで代替されることを示しました。さらには、Akt-mTOR経路を介した糖代謝の影響が腫瘍の進展に寄与している可能性を基礎実験でも示しております。GPX4はFerroptosisに加えて糖代謝を制御する可能性があり、あらたな治療戦略に寄与することが期待されます。
先日、堀先生が学位審査を無事終了いたしました。堀先生、おめでとうございます!