山根 佳先生の論文 (責任著者 穴澤 貴行先生) の論文がOnline 発表となりました。

当科特定助教の山根 佳先生の論文 (責任著者 講師 穴澤 貴行先生)がAnnals of Gastroenterological Surgery誌にOnline発表されました。

Current status of total pancreatectomy with islet autotransplantation for chronic and recurrent acute pancreatitis
Kei Yamane, Takayuki Anazawa, Kazuyuki Nagai, Takashi Ito, Etsuro Hatano

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ags3.12767

(消化器外科学会 Official Journalです。消化器外科学会のご援助によりOpen Accessです)

内科的治療による疼痛コントロールが困難な慢性膵炎に対しては外科手術が推奨されますが、病態によっては膵全摘が選択されます。膵全摘後自家膵島移植(TPIAT)は膵全摘によって発症する膵性糖尿病を抑制する技術で、欧米では慢性膵炎に対する標準治療の一つとなっています。本邦ではTPIATの保険診療化を目指して、現在先進医療を用いた多機関共同臨床試験を実施中であり当院も参加しております。本論文はTPIATの適応、過程、成績をまとめたreview論文で、本邦におけるTPIATの認知度向上、保険診療化の一助になればと考えております。