宗景 史晃先生 (責任著者 楊 知明先生) の論文がOnline 発表となりました。
当科大学院生の宗景 史晃先生の論文(第一共同著者および責任著者 助教 楊 知明先生)がAnnals of Gastroenterological Surgery誌にOnline発表されました。
(消化器外科学会 Official Journalです。消化器外科学会のご援助によりOpen Accessです)
タイトル
Trends in long-term outcomes of patients with HCV-associated hepatocellular carcinoma after hepatectomy: A comparison before and after introduction of direct-acting antivirus therapy
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/ags3.12725
C型肝炎は肝細胞癌の主たる原因です。一方、DAA治療によりC型肝炎は治癒の時代を迎えました。本研究では、DAA治療によりHCV関連肝細胞癌の予後が改善したかをこれまでの当科のコホートを用いて検証しました。プロペンシティスコアマッチングを用いて背景を等しくしたところ、DAA前後で生存曲線はほぼ同様の結果でした。DAAの効果は腫瘍学的な予後を改善するというよりはむしろ、早期発見に寄与するのではないかということを示唆した結果でした。