Li Xuefeng 先生の論文 (責任著者 楊 知明先生)が発表されました

昨年、留学生で当科大学院を卒業したLi Xuefeng 先生の論文 (責任著者 楊 知明先生)がPublishされました。

 

Li X, Yoh T, Shimada K, Hori Y, Koyama Y, Ogiso S, Ishii T, Isoda H, Nakamoto Y, Hatano E. Outcomes and Role of Lymphadenectomy in Hypervascular Intrahepatic Cholangiocarcinoma Based on CT-Vascularity. World J Surg. 2025 Jan 7. doi: 10.1002/wjs.12476. Epub ahead of print.

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/wjs.12476

 

肝内胆管癌の外科治療方針は未だエビデンスレベルが高いとは言えず、特にリンパ節転移を来すことからリンパ郭清の意義が長らく議論となってきました。本論文ではリンパ節転移の少ないHypervascular Typeの肝内胆管癌 (Hypervascular-ICC)に着目して、その予後とリンパ節郭清の意義を検証しました。

Hypervascular-ICCは術前に肝内胆管癌と診断されることが少なく、リンパ節郭清が行われなかったcaseも数多く含まれることからこの研究が可能となりました。その結果、Hypervascular-ICCは予後が良好であり、リンパ節転移の頻度も少なく、リンパ節郭清のbenefitも少ないことがわかりました。リンパ節転移の頻度が少ない肝内胆管癌においては、リンパ節郭清の意義は限定的であることを示しました。

 

本研究はCT画像を使った研究であり、放射線診断科の先生方にもご協力・ご指導をいただきました。

改めて御礼申し上げます。

 

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