岩城　謙太郎先生 (責任著者　楊　知明先生) の論文がOnline 発表となりました。

当科大学院生の岩城　謙太郎先生の論文 (責任著者　助教　楊　知明先生)がAsian Journal of  Surgery誌にOnline発表されました。（Open Accessです)

タイトル

Completion of adjuvant S-1 chemotherapy after surgical resection for biliary tract cancer: A single center experience

Kentaro Iwaki, Tomoaki Yoh, Hiroto Nishino, Takahiro Nishio, Yukinori Koyama, Satoshi Ogiso, Takamichi Ishii, Masashi Kanai, Etsuro Hatano

胆道癌切除後のS-1補助化学療法の有効性がASCOT trial (JCOG1202)で示されましたが、不均一な集団かつ手術侵襲の大きな胆道癌に対する術後補助化学療法においては、その完遂率に関する情報は限定的であります。当科ではASCOT trialに先だって術後化学療法を臨床Practiceとして使用しており、本研究を構想しました。

本論文において、胆道癌術後S-1補助化学療法を完遂した群は未完遂群よりも有意にOS・RFSが良好であることを示しました。

今後は術後補助化学療法の完遂率を高めるような治療をデザインすることが胆道癌の治療成績向上のために重要であると考えます。

本論文はOpen Accessとなっております。ご一読のほどよろしくお願いいたします。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1015958423020833?via%3Dihub